法人カードをショッピング保険で比較するポイントと注意点。ショッピング保険でおすすめの法人カードとは?

目次

「法人カードのショッピング保険って何ですか?」
「法人カードをショッピング保険で比較するポイントはどこですか?」
「ショッピング保険でおすすめの法人カードを教えてください。」

法人カードを比較検討するときに重要な要素の一つになるのが「ショッピング保険」です。今回は、法人カードをショッピング保険で比較するポイントと注意点。ショッピング保険でおすすめの法人カードについて解説します。

法人カードのショッピング保険とは?

ショッピング保険とは

該当の法人カードで買い物した商品が偶然な事故による損害(故障や破損)を被った場合、保険金で補償してくれる保険のこと

を言います。

ショッピング保険は、年会費の高い法人カード、法人ゴールドカード、法人プラチナカードなどに無料付帯されてるケースが多いです。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを例にショッピング保険の内容を説明していきます。

保険契約の概要

ビジネス・ゴールド・カード会員であるあなた( 以下「 あなた 」といいます。)には、アメリカン・エキスプレスのカード( 以下「 カード」といいます。)を使って購入した商品( 以下「 商品」といいます。)の偶然な事故による損害について、商品購入日から90日間補償する保険がつきます。ただし、補償額はカード会員1名につき年間最高500万円まで、またこの<ショッピング・プロテクション>全体で年間最高10億円が限度となっています。
解説

重要なポイントは

この法人カードを使った買い物に対して支払われる保険であること

です。

他の法人カードやクレジットカードで買い物した商品は対象となります。

補償額はカード会員1名につき年間最高500万円

と、年間の最高額が設定されているので注意が必要です。

補償を受けられる人

この保険によって補償を受けられるのは、日本円で支払いをされるすべてのアメリカン・エキスプレスのカード会員の方がたです。また、あなたが商品を他の方にギフトとして贈られた場合も、この保険契約に基づく補償の対象となります。
解説
  • 外国人であっても
  • カードで購入した商品を他の方に上げたものだとしても

日本での日本円での支払であれば、ショッピング保険の対象になるということです。

特典の譲渡禁止

この保険によりあなたがうける特典は、損保ジャパン日本興亜の書面による事前の承諾なしには他人に譲渡できません。損保ジャパン日本興亜の承諾なしに譲渡が行われた場合は、この保険によるすべての補償は無効となります。

補償期間

この保険は、あなたが商品をカードで購入された日からその日を含めて90日以内に生じた損害について有効です。また、この購入が上記の保険期間内になされたものであれば保険期間終了後であっても、購入日から90日間の損害については補償されます。なお、商品を発送などにより受領する場合は、受領したときから90日間の損害について補償されます。
解説
商品をカードで購入された日からその日を含めて90日以内に生じた損害について有効

と、ショッピング保険では「購入してから○日間の間の損害を補償する」という期日が設定されています。

「90日」が一般的ですが、法人カードによって短いもの、長いものもあります。

また、保険期間が終わっている状態(法人カードを解約した状態)で損害が発生しても、商品の購入日が保険期間中(法人カード利用中)であれば、補償の対象となります。

補償の限度

損保ジャパン日本興亜が補償する金額は、あなたがカードで購入された商品の代金で、カード代金請求書あるいは購入店の領収書に記載された金額が限度となります。また、修理可能な損害については、商品購入代金を限度として修理代金実費が補償額となります。あなたが商品の代金の一部のみをカードを使って支払われた場合は、損保ジャパン日本興亜の補償する金額は、その商品の代金に対するカードによる支払額の割合を乗じた金額となります。一対あるいは一組のものからなっている場合は、それらが単独では使用不可能
あるいは交換不可能でない限り、損害部分の価値を超えては補償されません。ただし、いずれの補償でも1回の事故について1万円の免責が適用されます。

解説

ショッピング保険では

  • 補償額(上限の範囲内で) = 修理代金実費

となります。

支払いのときに、一部だけカード払いを選んだ場合

  • 補償額(上限の範囲内で) = 修理代金実費 × カード払い/商品代金

となります。

また、1万円の免責額があるため、1万円は自己負担となります。

補償額 = 修理代金実費 - 自己負担額:1万円

という計算になるのです。

この保険による補償の対象とならない主な場合

(1)次に掲げる損害は、補償の対象になりません。
a. 会員または保険金を受け取る方の故意
b. 台風、豪雨などによる洪水などの水災、もしくは地震に起因する損害
c. 戦争、侵略行為、戦闘行為、反乱、暴動、国または公共機関の公権力の行使による没収、密貿易、違法行為に起因する損害
d. 通常の使用による損耗損傷、核燃料物質による汚染、商品の瑕疵( いわゆる不良品 )に起因する損害
e. 置き忘れ、紛失に起因する損害
f. 運送中の破曲損(2)次に掲げる物は、補償の対象になりません。
a. 現金、有価証券、預貯金証書、旅券、印紙、切手、乗車券などあらゆる種類のチケット、その他これらに類するもの
b. 動物および植物などの生物
c. 船舶( 注1)、航空機および自動車( 注 2)ならびにこれらに装着されている状態の付属物
( 注1)ヨット、モーターボート、水上オートバイ、ボートおよびカヌーを含みます。
( 注2)自動三輪車、自動二輪車および原動機付自転車を含みます。
d. 被保険者の詐欺行為によって取得した商品

(3)上記に加え次の場合も補償の対象になりません。
a. 商品の誤った使用によって生じた損害
b. 意図的に被保険者が虚偽あるいは不正の補償請求を行った場合
c. 保険の対象の修理、加工後の損害など、修理・清掃などの作業中における過失による損害
d. 保険の対象の電気的・機械的事故
e. 商品以外の費用(商品購入に付帯して生じた配送費など)
f .合計カード購入金額が1万円以下の場合

解説
  • 故意、自然災害、置忘れや紛失、運搬中の損害は対象外
  • 現金や金銭的なもの、動物、船、車、飛行機、詐欺行為による商品は対象外
  • 商品の誤った仕様、修理・加工後の損害、修理中の損害、電気的事故は対象外

となります。

法人カードによって、

  • 移動電話、ポケットベルなどの携帯式通信機器およびこれらの付属品
  • 移動電話・ポケットベル等の携帯式通信機器、ノート型パソコン・ワープロ等の携帯式電子事務機器およびこれらの付属品

が対象外になるケースがあります。

アメリカン・エキスプレスの場合は、携帯電話やスマホ、ノートパソコンなどは対象外になっていないため、ショッピング保険の対象となります。

法人カードをショッピング保険で比較するポイント

ポイントその1.国内のショッピング保険が付帯されている法人カードを選ぶ

ショッピング保険には

  • 海外での買い物のみ補償してくれる「海外専用のショッピング保険」
  • 国内・海外での買い物を補償してくれる「ショッピング保険」

があります。

一般カードに「海外専用のショッピング保険」が付帯されていることが多いです。

しかし、法人が買い物するケースというのは、国内の方が圧倒的に多いため、国内での買い物も補償の対象になるショッピング保険が付帯された法人カードを選ぶ必要があります。

ポイントその2.補償額の大きい法人カードを選ぶ

  • ショッピング保険が年間30万円なのか?
  • ショッピング保険が年間500万円なのか?

は大きな違いです。

会社の経費で購入する場合、オフィス家具やパソコンなど、かなり高額になるケースが多く、購入額も大きいため、補償額が大きいショッピング保険がおすすめです。

ポイントその3.携帯電話やパソコンなどの補償対象になるショッピング保険がおすすめ

前述した通りで

アメリカン・エキスプレス

  • 携帯電話やパソコンも対象

ダイナースクラブ

  • 携帯電話やパソコンも対象

クレディセゾン

  • 携帯電話やパソコンも対象

三井住友カード

  • 移動電話、ポケットベルなどの携帯式通信機器およびこれらの付属品は対象外

JCB

  • 自動車電話・携帯電話およびこれらの付属品は対象外

ライフカード

  • 携帯式電子機器(移動電話、ポケットベル等の通信機器、ノート型パソコン、ワープロ等の携帯式電子事務機器およびこれらの付属品)は対象外

ラグジュアリーカード

  • 携帯電話・ポケットベル等の携帯式通信機器、ノート型パソコン・ワードプロセッサー等の携帯式電子事務機器およびこれらの付属品は対象外

NTTファイナンス

  • 携帯式電子機器(移動電話、ポケットベル等の通信機器、ノート型パソコン、ワープロ等の携帯式電子事務機器およびこれらの付属品)は対象外

となっています。

 

法人の場合は、代表者の携帯電話やスマホ、ノートパソコン、社員の携帯電話やスマホ、ノートパソコンを購入するケースもありますし、実際に故障がしやすいのが携帯電話やスマホ、ノートパソコンです。

これらが補償対象になっていないと、ショッピング保険が使えるケースが少なくなってしまいます。

携帯電話やスマホ、ノートパソコンの故障がショッピング保険の対象になる法人カードを選ぶ必要があります。

 

ポイントその4.補償期間が長いショッピング保険がおすすめ

基本的には

  • 購入日から90日間が補償期間

という法人カードがほとんどです。

しかし、一部の法人カードは

  • 購入日から120日間、200日間が補償期間

というカードもあるのです。

例:三井住友ビジネスカード(ゴールド)三井住友ビジネスカード(プラチナ)

購入日および購入日の翌日から200日間
例:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

購入日から120日間

となっています。

補償期間が長ければ長いほど、損害を補償してくれる可能性が高くなりますし、長く使っている方が故障もしやすいため、補償期間が長いショッピング保険が付帯された法人カードがおすすめです。

ポイントその5.限度額の大きい法人カードを選ぶ

「ショッピング保険の補償」と「法人カードのショッピング限度額」は、関連性の大きいものです。

ショッピング限度額が50万円の法人カードの場合は、毎月利用できる金額は半分の25万円程度です。これだと、補償額が必要になるような、高額な買い物はできないのです。

ショッピング限度額の大きい法人カードを選ばないと、ショッピング保険の補償を最大限活用することはできないのです。

ポイントその6.自己負担額の小さい法人カードを選ぶ

法人カードのショッピング保険では

  • 自己負担額

というものが設定されています。

  • 自己負担額:1万円

というケースが多いのですが、自己負担額:1万円の場合

  • 1万円未満の商品の損害は対象外
  • 補償額から1万円を引いた金額が支払い

となってしまいます。

自己負担額が小さいショッピング保険の法人カードを選ぶ方が、受け取れる金額は大きくなるのです。

ポイントその7.年会費とのバランスでを選ぶ

法人カードのショッピング保険は

  • 年会費の高額な法人カードほど、ショッピング保険が手厚い
  • 年会費の低額な法人カードほど、ショッピング保険が手薄

という設定になっています。

年会費負担とショッピング保険の補償のバランスを見ながら、法人カードを選ぶ必要があります。

ショッピング保険でおすすめの法人カード

1位.セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

ショッピング保険の比較ポイント

比較項目 内容
年会費 22,000円
補償額 年間300万円
補償期間 120日
自己負担額 0円※1万円未満の損害は対象外
国内利用 対象
携帯電話やスマホ、ノートパソコンの補償 対象
ショッピング限度額 一律の制限なし
国際ブランドAMEX(アメックス)
初年度年会費(税込)22,000円
2年目~年会費(税込)22,000円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本0.50%
ポイント還元率/上限1.00%
ポイント倍増方法●海外利用
海外利用:2倍
※こちらのページからアクセスしたクレディセゾン公式ページに記載のないキャンペーンは対象外となります。あらかじめご了承ください。

2位.アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

ショッピング保険の比較ポイント

比較項目 内容
年会費 31,000円
補償額 年間500万円
補償期間 90日
自己負担額 1万円
国内利用 対象
携帯電話やスマホ、ノートパソコンの補償 対象
ショッピング限度額 一律の制限なし
国際ブランドAMEX(アメックス)
初年度年会費(税込)36,300円
2年目~年会費(税込)36,300円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本0.50%
ポイント還元率/上限5.00%
ポイント倍増方法●ボーナスポイント・パートナーズ
高島屋オンラインストア :2倍
じゃらん :2倍
Oisix (おいしっくす) :2倍
アイシティ:3倍
イモトのWiFi :5倍
レストラン・ホテル:2倍~10倍

●メンバーシップ・リワード・プラス
ポイント交換レート:2倍
【入会後1年以内カード利用】30,000ポイント※200万円以上のカード利用

3位.ダイナースクラブビジネスカード

ショッピング保険の比較ポイント

比較項目 内容
年会費 27,000円
補償額 年間500万円
補償期間 90日
自己負担額 1万円
国内利用 対象
携帯電話やスマホ、ノートパソコンの補償 対象
ショッピング限度額 一律の制限なし
国際ブランドDiners
初年度年会費(税込)27,500円
2年目~年会費(税込)27,500円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本0.40%
ポイント還元率/上限0.80%
ポイント倍増方法●ポイントアップ加盟店
ホテル:2倍
レストラン:2倍
ショップ:2倍
-

4位.NTTファイナンス Bizカード ゴールド

ショッピング保険の比較ポイント

比較項目 内容
年会費 10,000円
補償額 年間300万円
補償期間 90日
自己負担額 3,000円
国内利用 対象
携帯電話やスマホ、ノートパソコンの補償 対象外
ショッピング限度額 一律の制限なし
国際ブランドVisa
初年度年会費(税込)11,000円
2年目~年会費(税込)11,000円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本1.00%
ポイント還元率/上限1.00%
ポイント倍増方法-
-

5位.NTTファイナンス Bizカード レギュラー

ショッピング保険の比較ポイント

比較項目 内容
年会費 0円
補償額 年間200万円
補償期間 90日
自己負担額 10,000円
国内利用 対象
携帯電話やスマホ、ノートパソコンの補償 対象外
ショッピング限度額 一律の制限なし
国際ブランドVisa
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)0円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本1.00%
ポイント還元率/上限1.00%
ポイント倍増方法-
-

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