銀行がすすめてくる法人カードはメリットが手薄

会社を立ち上げると、法人カードよりも先に必要になるのが法人口座です。大手都市銀行や地方銀行に法人口座を開設して、取引を続けているとかなりの確率でその銀行が発行している法人カード、クレジットカード機能付きの法人キャッシュカードを売り込まれるのです。

銀行がすすめてくる法人カードはメリットが少ない!

銀行がすすめてくる法人カードというのは、メリットが手薄のものが多いのです。

多くの場合、VISAやJCBの国際ブランドが銀行を提携して発行する法人カードが多いのです。

例えば、りそな銀行の場合

  • りそなVisa法人カード(りそな銀行+VISAカード)
  • JCB銀行提携法人カード(りそな銀行+JCB)

というような法人カードが用意されています。

JCB銀行提携法人カードは、JCBがりそな銀行と提携して発行している法人カードの提携カードなのですが・・・

この場合、この法人カードから得られる加盟店手数料収入や年会費収入は銀行とカード会社で折半することになるのです。

カード会社としては自社独自で発行するものよりも実入りが少ないので、サービスを落とさざるを得ないのです。

  • JCB銀行提携法人カード(JCBとりそな銀行が提携して発行)

もほぼ同じ、機能とサービスの法人カードですが、後者のJCB一般法人カード(JCBだけが発行)の方は、4,000円~5,000円程度の入会キャンペーンでのポイントプレゼントがあり、キャッシュバック型の法人カードも用意されているなど、メリットが多いのです。

銀行発行の法人カードには入会キャンペーンなどはほぼありません。

さらに言えば

などは、銀行との提携法人カードを発行していないので、顧客獲得のために手厚いサービスを法人カードに付帯させているのです。

  • 年会費の安さで見るなら、ライフカード
  • ゴールドカードの年会費の安さで見るなら、オリコカード

の方が断然メリットが大きいのです。

引き落とし口座がその銀行しか選べない

銀行がすすめてくる法人カードというのは、その銀行の法人口座を引き落とし口座にするしかありません。銀行も、それを狙って法人カードの発行を依頼しているのです。

一般の法人カードであれば、どの銀行の法人口座でも引き落とし口座に設定でき、途中で変更することもできるので使い勝手が良いのです。

まとめ

法人口座を開設している銀行から法人カードの発行を求められることは多々ありますが、付き合いとして発行する場合も、メリットが少ない法人カードで年会費を支払うことになります。

検討すると言って持ち帰ったうえで、他の法人カードと比較検討したうえで、慎重に選ぶことをおすすめします。年間数千円~1万円のコストだと思って、付き合いで持っているカードが増えてしまえば、それだけ経営に負担がかかってしまうのです。メリットとコストをきちんと比較して、自社にメリットの大きい法人カードを選ぶべきなのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です