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法人カードローンというのはどんなものでしょうか?法人カードとの違いを中心に比較して解説します。
法人カードローンとは
法人カードローンとは、個人事業主向け、法人向けカードローンのことを言います。カードローンは個人向けの無担保ローンですが、法人カードローンは法人向けの無担保ローンということになります。
一般的には、法人カードローンという名称はあまり使われず「ビジネスローン」という名称が使われるケースが多いようです。他にも、事業者ローン、事業ローン、商工ローン、自営者ローン、自営業ローン・・・と提供する金融機関によって名前の付け方がまちまちであるため、呼ばれ方も色々な種類があるのです。
どれも基本的に「法人向けの無担保ローン」であることは変わりません。
ローンなので、会社経営者や個人事業主が事業で利用する資金を調達するために、資金繰りのために利用するサービスです。
法人カードとは関係ない
- 法人カード → 法人(個人事業主)向けのクレジットカード
- 法人カードローン → 法人(個人事業主)向けのカードローン
ですので、名前に同じ「法人カード」と入っていますが、全く別のサービスと考えて良いでしょう。個人事業主であれば法人カードでキャッシングもできるので、法人カードローンと同じサービスとも言えるのですが、法人の場合は法人カードではキャッシングはできないため、法人カードと法人カードローンは全く別のサービスとなります。
法人カードローンの特徴
無担保
法人カードローンは無担保で借りられるローンです。銀行融資の場合は、審査が不調であれば不動産などの担保を求められるケースが多い為、無担保での借入は魅力的と言えます。
第三者の保証人なし
法人カードローンは第三者の保証人なしで借りられるローンです。銀行融資の場合は、審査が不調であれば法人経営者の連帯保証以外の保証人の用意を求められてしまいます。代表者本人の連帯保証は必要ですが、第三者の保証人がいらないことも法人カードローンの大きな特徴と言えます。
即日融資可能
法人カードローンはサービスにもよりますが、最短即日融資が可能なものがあります。銀行融資の場合は、早くても1週間以上は審査時間がかかってしまい、遅い場合は1~2ヶ月経過することも珍しくありません。銀行融資の審査結果がでるまでのつなぎとして法人カードローンを利用する方も多い鵜用です。
金利が高い
法人カードローンは無担保、第三者の保証人なし、最短即日融資可能という特徴があるため、貸し倒れリスクも大きので金利は銀行融資と比較して高めに設定されています。
審査が通りやすい
法人カードローンは銀行融資と比較して金利が高い分、審査は比較的通りやすいのです。もともと、銀行融資で審査に通らない中小企業、零細企業、個人事業主向けのサービスとして作られたのが法人カードローンですので、審査は甘くなっているのです。
限度額は低い
法人カードローンは金利が高くて、審査が甘いのですが、最高でも500万円~1000万円までの借入しかできません。銀行融資であれば審査次第で数億円という融資を引き出すことも可能ですが、法人カードローンはある程度上限があるのです。
法人カードローンがおすすめの方
- すぐに事業資金が必要な方
- 資金繰りに困っている方
- 銀行融資の審査が降りるまで待てない方
- 銀行融資の審査が通らない方
- 起業直後で銀行融資が受けられない方
法人カードローンを利用すべき状況
- 起業資金が不足している
- 仕入資金が不足している
- 資金繰りの資金が必要
- 取引先への支払いをする資金が不足している
- 新規事業の投資資金が不足している
まとめ
法人カードローンは金利が高い反面、審査が甘くて、即日融資も可能な利便性の高い無担保ローンです。
短期の資金繰りに向いているサービスで、金利が高いので長期の資金繰りには不向きです。
メリットデメリットを理解したうえで利用することをおすすめします。