吉本新喜劇は、大阪に本社を構える吉本興業にある一般客を相手に公演する劇団になります。関西では、人気や知名度が高く老若男女が好むお笑い系の劇です。公演を行う場所は、大阪市中央区千日前にあるなんばグランド花月になります。

現在は、毎週1回テレビで放送されて視聴できる地方もあります。さらに、スケジュールとして吉本が運営する東京の劇場や京都や神戸、全国ツアーとして九州や東北を回る事もあるようです。吉本興業の劇団として、多くの劇団員や名作を生みだし今日に至ります。


 

吉本新喜劇は、歴史が古く個性的なメンバーを生み出した

吉本と言えば、今や関西を飛び出し東京や地方へ進出している芸能会社になります。大阪と東京に本社があり、お笑い界に君臨するほどです。所属するタレントや芸人は、1000人以上になりスターになれば年収が数億円稼いでいます。吉本興業に入るには、一昔前なら弟子入りやオーディション、お笑い大会などで賞を頂きスカウトされる事が一般的です。しかし、20年前から形式が変わり、お笑いタレント養成スクールに入ってデビューする人がほとんどです。NSCと呼ばれる学校は、漫才師や落語、吉本新喜劇で活躍する人が多くでいます。

NSCは漫才師が圧倒的に多いですが、新喜劇希望の人もいるようです。そんな吉本新喜劇は、テレビで活躍するタレントというより舞台が仕事場になります。ホームグランドのなんばグランド花月は、約800人が観覧できる劇場です。1日2公演が基本であり漫才、新喜劇、落語を観覧する事が出来ます。それぞれの芸人は、ファンを笑かすために日々稽古や努力は欠かせません。中でも、新喜劇は、毎週異なるネタを披露するため脚本家や演出家が必要になります。そして、劇団員は舞台の上で笑いを取り、お客が面白かった満足してもらえる事が目標です。また、新喜劇は、歴史が古く昭和34年が劇団の旗上げになります。

当時は、吉本バラエティとして個性的な役者が舞台で活躍していました。旗揚げ当時からのメンバーとして、有名なのが岡八郎、花紀京になります。この2人は、新喜劇のレジェンド的な存在でありスターとしてファンを惹きつけます。岡さんは、掘りが深い顔から「奥目の八ちゃん」と呼ばれいくつかのギャグが生まれました。また、花紀京さんは、漫才師として有名な横山エンタツさんの息子であります。舞台の役柄は、建設業で働くイメージがありニッカポッカの服装が多いです。さらに、岡さんと花紀さんは、漫才コンビとして舞台に立つ事もありました。劇団の枠を超えて、いろいろなチャレンジで笑いを取る2人は後世に語りつかれる人物です。現在のメンバーでは、桑原和男、座長の内場勝則、辻本茂雄、小藪千豊、すっちー、酒井藍などが看板劇団員になります。


 

吉本新喜劇は、主役は1人から全員へ

吉本新喜劇は、関西では安定した人気を誇る劇団ですが過去には危機もありました。20年前ぐらいには、観覧する客が減少し新喜劇をやめようとする発表が出ます。原因は、芝居のマンネリ化になり飽きてきた事が挙げられます。その時には、ベテランの役者座長から若手を座長にする新システムが組まれたようです。これが成功して、新喜劇に新たな客が集まり復活していきます。若手を座長にするシステムは、今も続いており現在は6人ぐらいいるようです。座長という役柄は、野球で言うとキャプテンであり引っ張る立場になります。

4人の座長は、個性も強く劇場公演から地方のツアーなどで劇団をまとめます。また、吉本新喜劇は、昭和時代から平成になって作品を披露する形式が変わりました。昭和時代は、1人の主役が舞台上で目立ち他のメンバーは、脇役に徹して後ろにいる感じです。しかし、平成になると、主役以外の脇役も、セリフも多くなり目立つ事ができるようになります。劇団員全員で舞台を盛り上げる形式が、今の新喜劇スタイルです。

そんな新喜劇は、1年中見る事が出来て観光客が多く訪れます。直接観覧したい人は、劇場でチケットを購入する事も可能です。劇場購入以外では、吉本のWEBサイトで購入出来てクレジットカードでチケットを買う場合手数料は必要ありません。さらに、電話で購入する事も出来て気軽に問い合わせをしてみましょう。観覧する日として、オススメは平日になり休日は多くの人で混みます。なんばグランド花月への交通手段として、車か電車があり少し離れた場所にいくつか駐車場があります。しかし、梅田方面からは地下鉄も通っているのでゆっくり観覧するなら電車利用が良いです。

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すっちーの登場

そして現在、新喜劇は岡八郎、花紀京が在籍した頃を越える黄金期を迎えています。

そのパワーの源となったのは、2014年6月11日に座長に就任した「すち子」ことすっちーです。

元々「ビッキーズ」というコンビ名で漫才師として活躍していた彼ですが、コンビ解散後にやむなく新喜劇に入団。最初は脇役でしたが、やがて独特の個性を発揮し始め、たちまち座長に昇格。それからは驚くほどの活躍ぶりで、新喜劇一の人気者となりました。

乳首ドリルが大ヒット

すっちーがその人気を決定的にしたのが、関西では誰も知っている乳首ドリルのギャグです。

やはり漫才師出身の吉田裕との会話の最中、突然吉田を半裸にした上で棒で胸を叩き、最後には乳首をつつき出すというもの。これが人気を呼び、関西ではコマーシャルに使われるほど大ヒットしました。

さらに舞台スケジュールの合間を縫って東京の番組にも出演。そのマニアックな笑いにはまる人が続出したのです。これは一発ギャグに近いので、現在では人気は鎮静化しています。ただ、今でもすっちーが座長として登場するときは、チケットの売上も他の座長とは違うようです。

 

まとめ

劇団は、数多くあれどお笑いを基本とした吉本新喜劇は貴重な存在になります。年間公演数は、1000回前後と言われ多くの人を笑いに包んでいます。

劇団に入りたい人も多く、舞台でお客を笑かしたい夢は子供の頃に持つようです。しかし、新喜劇は、簡単そうに見えても若手劇団員は先輩から厳しく指導されたり怒られる事もあります。

その中から生まれる作品や演技が、一般人の心を掴むと言えるでしょう。吉本新喜劇は、今60年近い歴史が積み重ねられて毎日公演を行っています。1度、劇場で生で見るとシンプルな笑いの中に大阪の人情が感じる事ができるはずです。

舞台上では、ベテランから若手、新人も増えて将来どんな風になるか期待しています