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年金の受給年齢や支給日、年金手帳再発行や年金定期便について

年金は老後における生活の糧となる大事な収入源です。自分がどれだけの年金額を受給できるのか、いつ支給されるのかを知っておくことは将来の生活設計に欠かせません。


 

年金の受給年齢

老後に受取る年金を「老齢年金」と言い、「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」があります。どちらの年金も、支給は「原則65歳から」です。

1.繰上げ請求

年金の支給を早めるための繰上げ請求ができますが(年金受給を最大60歳まで早める)、その場合は受給を1ヶ月繰上げるごとに支給額が0.5%減額されます。従って、5年繰上げると30%の減額となります(年6%×5年)。

2.繰下げ請求

逆に、繰下げ請求も可能であり、年金の受取り時期を最長70歳まで遅らせることができます。1ヶ月繰下げるごとに年金額が0.7%増額されます。

70歳まで繰下げると年金額は42%増えることになり(年8.4%×5年)、増えた年金額は一生続きます。


 

年金の支給日

年金の支給日は偶数月(2・4・6・8・10・12月)の15日です。全国一律であり、年齢や家族環境などで変わることはありません。

支給日が休日(土日祝日)の場合は、原則として休日より前の平日に支給されます。なお、支給日を変更してもらうことはできません。

年金は偶数月に2ヶ月分が指定口座へ振込まれます。例えば、1ヶ月分の支給額が8万円の場合は、16万円が振込まれます。

法律では、受給資格が発生した翌月から年金の支給が始まり、権利がなくなった月まで支給が続きます。1月1日生まれの人は、12月31日の24時に受給資格を得ます。

1.最初の支給日

誕生日が9月5日の人の場合、初めての年金の支給開始月は10月です。10月と11月分が12月に振込まれます。

9月1日生まれの場合は8月31日に受給資格を得るため、支給開始月が9月となり、10月の支給日に9月の1ヶ月分が振込まれます。

2.年金受給者が死亡した時の支給日

年金受給者が死亡した時は、次の偶数月の年金支給日まで年金が支給されます。年金は支給日に前2ヶ月分が支払われるからです。

年金受給者が亡くなった場合、まだ受取っていない分の年金が受給対象になります。亡くなった後に年金が振込まれても、受給権のある月までの年金しか受取れません。

仮に、亡くなったのが8月で、10月に8月、9月の年金が振込まれた場合、遺族が受取れるのは8月の年金分のみです。


 

年金手帳の再発行

年金手帳とは、基礎年金番号などの情報が書かれた冊子のことです。過去の年金加入状態を調べたい時や、就職や退職の手続きをする時、年金受給の手続きを行う時などに必要となります。

そんな大事な手帳を無くした時は再発行が可能かどうか不安になりますが、年金手帳はほぼ即日再発行が可能です。

年金手帳を即日で再発行してもらうには、申請者本人が必要書類を持参して管轄の年金事務所の窓口に行くだけで済みます。

必要書類は以下の3点です。

1.本人確認書類

2.基礎年金番号またはマイナンバー

3.年金手帳再交付申請書

1.本人確認書類

本人確認書類はマイナンバーカード、運転免許証、住民基本台帳カード、パスポート、療育手帳などが該当します。

2.基礎年金番号またはマイナンバー

年金関連のほとんどの手続きは「マイナンバー」で行えます。マイナンバーカードがあれば、基礎年金番号は不要であり、本人確認書類としても使えます。

3.年金手帳再交付申請書

年金事務所の窓口で手続きをする場合は事前に作成せずに、年金事務所に行ってから作成しても問題ありません。


 

年金定期便

2009年より、毎年1回誕生月に「ねんきん定期便」が日本年金機構から送られようになったことで、自分の受給できる年金額が簡単に把握できます。

ねんきん定期便は圧着ハガキで送られてきますが、35歳、45歳、59歳の人には封書で届きます。封書の場合は、年金加入記録に漏れや誤りがあった際に提出する「年金加入記録回答票」が同封されています。

ねんきん定期便には過去の実績である「年金加入期間」や、加入実績に基づいた「年金額」などが記載されています。ねんきん定期便に記載されている事項には以下などあります。

1.これまでの年金加入期間

年金に加入していた期間(保険料の納付期間+納付免除期間)が記載されています。

加入期間の右側の欄に、合算された期間が表記されています。

・年金加入期間合計:全ての年金の加入期間の合計

・合算対象期間:カラ期間とも呼ばれているもので、過去に国民年金に加入していなかった場合でも、年金の受取に必要な資格期間に含められる期間(年金額の算定には反映されません)。

・受給資格期間:年金加入期間合計と合算対象期間を合計した期間

2.これまでの加入実績に応じた年金額とこれまでの保険料納付額(累計額)

受給額を知りたい場合はこの欄を見れば、「現時点」で確定している年金額が分かります。

・老齢基礎年金:「国民年金」から支給される金額

・老齢厚生年金:「厚生年金」から支給される金額

老齢厚生年金は一般厚生年金、公務員厚生年金、私学共済厚生年金ごとに表されています。下段に老齢国民年金と老齢厚生年金を合わせた年金額の合計が記載されています。

・国民年金保険料:国民年金の納付保険料の合計額

・厚生年金保険料:厚生年金の納付保険料の合計額

下段に合計額が記載されています。

なお、裏面には保険料の納付における「最近の月別状況」が記されています。

 

まとめ

年金は65歳を過ぎると、2ヶ月分が偶数月の15日に指定の銀行口座に振込まれます。65歳ではなく、繰上支給や繰下支給の申請も可能ですが、自分の老後の生活設計をよく検討してから決めることが肝心です。

なお、現在は年金定期便が送られてくるため、事前に年金の内容を確認することができます。