「あなたもそろそろ厄年ね」…長期休暇で帰省した時、或いは職場や何かの会合の席で、親御さんや親戚、年上の知り合いの方からそんな風に言われた事がある方も居るのではないでしょうか。

遠回しに歳を取ったと言われてる、そんな風に感じてしまう事もあるかもしれませんが、どういう意味があるのか分からないと意味が分からないまま不安になってしまう事も…。

ずっと同じように言われてきた事みたいだからと、人に聞けずに困ってしまう、そんな厄年の事を少し詳しく知っておきましょう。


 

そもそも厄年とは?

日本において古くから言い伝えられてきた習俗で、一般的には病気や厄災が降り掛かると言われる一定の年齢を指すものです。

男女で厄年とされる年齢が異なる他、厄除けを行う寺社においても年齢や、数え年か満年齢か等の数え方に違いがあるので、何歳であると厳密に規定されているものではありません。

おおよその一般論として、例えば結婚、就職や昇進、出産、加齢による衰えなどを勘案した年齢など、人生における節目となる年齢において大病を患ったりする事に警鐘を鳴らすような意味合いで設けられたものだと考えられます。

また、厄年は決まった年齢を本厄として、この前後各一年を前厄、後厄などとして、同様に気をつけるよう注意を促すのが一般に多く見られる形態とされます。

つまりあくまで一般論として我が身を省みて年齢に差し掛かりましたという話であり、気をつけましょうという注意喚起である事が大前提です。

何をしなければ悪い事が起きる、というように無闇に不安を掻き立てるものではない事は理解して下さい。

 

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厄年には何をするのか

 

イメージしやすい例としては七五三が挙げられます。寺社によっては広義の厄年とする事もあるとされるこの行事は、お宮参りを行って神様や仏様への挨拶を行うものとされます。

厄年に行う厄除けのご祈祷も、受ける側としてはこれと似たものであり、厄除けを受けたい寺社へ赴いて厄除けのご祈祷を願い出る事で受ける事が出来ます。

人の集まる大きな寺社仏閣では大抵受け付けてくれますし、地元の寺社であっても住職や宮司の方に問い合わせた上で、受け付けてもらう事が出来る場合もあります。

まずは難しく考える前に「ご近所の大きな寺社仏閣へ行って調べてみれば分かる」くらいに構えて、安心して事に望みましょう。

厄除けのご祈祷を行っている寺社仏閣では、大きな看板などに厄年を記載して掲示してくれているような所もあります。初詣の時などにそうした看板を出す所もありますので、それを見かけた所であればご祈祷を受け付けてもらえるでしょう。

いつ頃ご祈祷をお願いするのかという事については、一般的には数え年でその年齢に達する1月1日以降からとする場合と、暦が変わる2月4日以降とする場合が多くあるようです。

いつからを厄年として、ご祈祷お祓いをお願いするべきなのかについてもご祈祷をお願いする寺社に問い合わせて確認するのが良いでしょう。


女性の厄年

一般的に数え年で19歳、33歳、37歳が厄年とされます。これに加えて、前後1年ずつを前厄、後厄とする場合もあり、寺社仏閣によっては同じようにご祈祷やお祓いを受けた方が良いというのが一般的とされます。

本厄の中で最も気をつけるべきとされるのは33歳の本厄です。

また、男女共通の厄年として還暦である60歳を含む場合もあるとされます。

全体的に少しスパンが短めなので面倒に感じる事があるかもしれませんが、身体を労るという事において目安としてみるのも良いかもしれません。

 

男性の厄年

一般的に数え年で25歳、42歳、61歳が厄年とされます。女性と同様、前後1年ずつを前厄、後厄とします。ご祈祷、お祓いについても男女に違いは無いようであり、男性だから本厄だけで良い…というものでもないようです。

本厄の中で最も気をつけるべきとされるのは42歳の本厄です。

女性と比べてスパンが大きく長めなので、気付かないうちに忘れてしまう事も多いかもしれませんので注意しておきたいものです。

この年齢を人生の大きな節目と捉えて、元気に「役」を果たせるように気持ちを新たにしていく機会とするのが良いのではないでしょうか。

 

まとめ

基本的には厄年だからと言って、あれこれ自分で何かをしなければいけない、或いは何かをしてはいけないという事はありません。

あまり悲観的に捉えず、むしろこの年齢になるまで人生を果たして来られた、これからの人生を次の段階へステップアップする事を考えていく機会だと捉えて積極的に考え方や行動を切り替えていく契機として利用していくのが、老若男女関わらず、良い厄年との向き合い方だと言えるのではないでしょうか。

そして、節目とするのには何か思い出になるような少し変わった出来事があれば意識しやすいものです。

ご祈祷やお祓いを受けに行くのであれば、自分が生まれた土地を長らく見守って来て下さった神様や仏様の所へ赴いて、その由来や歴史に思いを馳せる機会として、厄除けご祈祷やお祓いを受けてみてはいかがでしょうか。