銀行は近年様々な経営環境の変化に合わせて変化を遂げてきています。都道府県をまたいでの地方銀行同士の合併やセブン銀行やローソン銀行と言った小売店の銀行参入など一般的な視点で見る変化だけでも大きなポイントが変わりつつあります。もちろん銀行の振り込みも変化してきているのです。今回そんな銀行の振り込みに関する話題として支店コードと金融機関コードの違いや2018年10月に発足したモアタイムシステムの導入、高くなりがちな振り込み手数料を少なくする方法などについてお話ししていきます。


 

支店コードと金融機関コードの違い

まず、混同されがちな支店コードと金融機関コードの違いについてお話しします。支店コードは各金融機関が独自につけた番号、そして金融機関コードは全国銀行協会が日本銀行を含めた全国の金融機関に割り振ったコードです。

具体的にお話しすると、支店コードは冒頭でもお話したように各金融機関の店舗に割り当てた三桁の数字です。支店コードという名前ですが本店にもナンバリングされており、そういった理由から「店番合」または「店舗番号」という名前で案内されている場合もあります。通常金融機関の通帳やキャッシュカードに印字されている場合が多く、それを見て調べることができます。そんな支店コードですが、用途は該当する金融機関のネット銀行へログインや、振り込みを依頼する場面、または口座自動振替の申込などと言った、書類に口座情報が必要な場合に口座番号とともに使用されます。

この支店コードは各金融機関独自のナンバリング法則によって行われている場合が多いため全国共通の法則性はありません。しかも必ずしも本店が「001」というわけではありませんし、002番が欠番でいきなり008番になっていたりすることもあります。

また、ショッピングセンターなどに入っている支店だけ900番台だったりと例を挙げるときりがない位、規則性がある所もあればランダムに割り振っているような場合もい受けられます。さらにネット専業の銀行(ジャパンネット銀行など)は名目上の本店が存在しないことも少なくないため(むしろない方が多い)、更に支店コードが独特なものになります。それでもカードや通帳で簡単に調べることができるので、自分自身で利用するには簡単に分かるのです。例えば、通帳の場合は店番合などの欄に書かれていますし、カードの場合は銀行のカードの下にあるたくさんの数字のうち、一つ目のハイフンの後、「金融機関コード-支店コード-口座番号」の形で記載されています。

ただし、自分の口座でない場合は各金融機関の店舗検索によって調べることが可能で各店舗のページに住所とともに支店コードが書かれています。

一方金融機関コードは金融機関が加盟する全国銀行協会内にある金融機関共同コード管理委員会が制定しています。これは必要性があるためにきちんと決められた法則によってナンバリングされており、4桁の番号で表現されます。この金融機関コードの用途は一般の取引以外に全国銀行データ通信システムと呼ばれる銀行間のお金のやり取りを行う際の認識番号として非常に重要な役割をしています。

ちなみに金融機関コードは法則性があり、例えば都市銀行であれば番号帯0001~0032を使用(例えばみずほ銀行は001)、新たな形態の銀行(ネット銀行やセブン銀行などの小売店のような異業種が運営する銀行)であれば番号帯0033~0049が割り振られます。また全国各地の有力地方銀行などは番号帯0116~0199を使用し、その他の地方銀行にも設定がありますし、中央銀行である日本銀行にも000で金融機関コードが付与されています。

このほか労金や信用金庫などあらゆる金融機関に付与されていますが、消費者金融や一部の証券会社には付与されていません。

このように全国的な取り決めとして設定されている金融機関コードに対し、自前で設定してる支店コードという違いがあります。


 

振り込みが変わる?モアタイムシステムの導入

2018年にモアタイムシステムという機能が全国銀行データ通信システムに追加されました。これにより今まで銀行の窓口が開いている時間に近い平日の8:30~15:30までだった金融機関同士の振り込み時間が24時間対応に変わりました。そのため今まで夕方の振り込み依頼が翌日になる場合がほとんどだったのに対し、このシステムに対応するほとんどの金融機関が夜間の送金も可能になったのです。そのため、キャッシングの入金が早くなったり、思い立った時にすぐ相手先に入金し、即日相手先に送金が完了するというメリットが生まれました。


 

振り込み手数料を少なくするには?

振り込み手数料を少なくするには二つの方法があります。一つは銀行のネット利用による送金、もう一つは特定のネット専業銀行の利用です。多くの銀行にはネットバンキングがあり、そのネットバンキングを利用してお金を振り込むことで、通常の手続きよりも場合によっては数百円程度安くすることができます。これよりも更に進んだものとして特定のネット専業銀行(例えば、住信SBIネット銀行や楽天銀行など)を利用すれば回数制限がありますが、無料で振り込みが行えます。

 

まとめ

支店コードと金融機関コードは振り込みに重要で、時に二つないと送金できない場合があります。またモアタイムシステムの導入で夜間の送金が可能となり、これからますます振り込みは変化していきます。